おおばなおけら (大花朮) 

学名  Atractylodes macrocephala (A. ovata, Atractylis macrocephala, Atractylis ovata)
日本名  オオバナオケラ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  ビャクジュツ(白朮)
漢名  白朮(ハクチュツ,báizhú,びゃくじゅつ)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  于朮(ウチュツ,yuzhu,うじゅつ)、朮
英名  
2007/04/19 薬用植物園 2008/06/01 同左
2007/07/21 同上
2007/10/08 同上

 オケラ属 Atractylodes(蒼朮 cāngzhú 屬)の植物については、オケラ属を見よ。
 朮の音義については、オケラを見よ。
 岩崎灌園『本草圖譜』(1828)に、「白朮(ビヤクジユツ)」と。
 長江流域原産という。今日ではほとんど自生はなく、各地で栽培、就中浙江省は最大産地という。
 中国では、根茎を白朮(ハクチュツ,báizhú,びゃくじゅつ)と呼び薬用にする。『全國中草藥匯編 上』p.282 『(修訂)中葯志 』I/152-155  蒼朮・白朮という生薬については、オケラを見よ。
 白朮は、屠蘇散(とそさん)に調合する。屠蘇散とは、中国の魏の名医 華陀(かだ)が処方したと伝えられる漢方薬、肉桂山椒・白朮・桔梗防風陳皮などを調合したもの。これを清酒または味醂につけたものを屠蘇酒と呼び、正月に飲む。

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